代表あいさつ
日本企業がビジネスモデルのグローバル展開を通して企業価値を上げる経営が加速され、本格化しています。中国においては製造業における製造基地モデルから市場での販路展開・拡大モデルへの変換が進み、また第三次産業の進出が活発になっております。
一方現地経営においては “人” が各企業の戦略展開の成否に与える影響が以前に増して大きくなってきていることが実感されます。仕事の質も変遷しています。決められた方法や手順によって仕事をする(アルゴリズム)時代から自ら考える自律性が求められる(ヒューリスティック)時代への変化が顕著です。働くモチベーションは金銭欲求から非金銭欲求、すなわちチャレンジする機会・キャリアパスの有無などにシフトしています。このような変化に対応するためには経営側の改革が求められます。 一方企業規範の確立が不備のため様々な労務課題を抱え、また労務紛争が現場で起きている実態は依然として変わりません。労働行政、そして法律・規則などの進化への対応不足、労働慣習の違いからくるいわゆるもめごとは日系企業の大きな課題です。このように社員のモチベーションを高めて企業活動の推進力を増すこと求められる一方社内規律を保つことが経営課題としてその重要性を増しているといえるでしょう。“人” を経営レベルの課題と捉え、現状の改革を推進しつつ5年後、10年後のモデルをお客様の目線で、お客様と一緒に実践させていただくことを我々一同の喜びとしております。労務課題から社員モチベーションまで、現状把握から問題解決型ソリューションの提供まで “人” のことで幅広く知見をもってお客様の“第二人事部”としてご支援させていただきますのでよろしくお願いいたします。