日本でも医療保険改革は社会の課題となっていますが、中国でも医療保険制度の見直しは比較的頻繁に実施されており、その仕組みは複雑です。

(2017年4月28日現在)
医療保険 地域 上海 北京 大連 天津 蘇州
(市区)
杭州 南京 広州 深セン
個人負担率% 2% 2%+3元 2% 2% 2%+5元 2%+4元 2%+10元 2% 2%
企業負担率% 9.5% 10% 8% 11% 9% 11.5% 9% 8% 6.2%

五金と言われる強制社会保険の主要項目である医療保険の納付率は、企業は(各人の)社会保険基数の10%前後、個人は2%前後です。個人ごとに医療保険口座が設けられており、医療保険個人負担部分と企業負担分の30%前後(地域により異なる)が個人口座に振り込まれます。
残りの企業負担部分は、医療保険基金として運用されます。

個人口座の保険料は、主として普通問診等の経度の傷病の場合の医療費に充てられます。
医療保険基金の保険料は、一定の範囲内(上海市:1,500元~46万元/2017年)で、年齢、病院の等級、傷病の種類に応じた比率で医療費の保険負担部分として使用されます。
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医療費の処理【上海
①普通疾病は当年の個人医療保険口座の保険料を医療費に充当します。個人口座振込額範囲内は個人医
療保険口座から支払われ、個人負担は有りません。
②個人医療保険口座の当年度分を使用しきった後、個人医療保険口座の暦年残高から限度額(1,500元/
年)までは個人口座から引落。
③個人暦年口座残高不足場合は現金負担の併用。
④1,500元を超えた段階から、年齢、受診医療機関の等級(1~3級)により定められた保険負担と個
人負担の比率に応じて医療保険基金から医療費が支払われます。

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