上海
2013年12月1日施行《上海市職工基本医療保険弁法》概要
適用範囲の拡大
旧小都市総合保険(上海市郊外の企業対象)、総合保険(非上海戸籍の外来人材対象)も対象と
する。実質的に上海市のすべての企業及び職員が職員医療保険制度に加入する。
問診・急診受診の医療保険待遇の改善
①出生年月による保険負担率区分を年齢による区分に変更
②医療機関のランク(級)よる自己負担率格差の拡大、年齢区分と医療機関ランク(級)による
医療保険基金負担比率の引上げ。
③法改正による公平性の担保:被保険者の待遇維持、定年退職者の待遇維持、1955年12月31日
以前の出生者、2000年12月31日以前の保険加入者の過渡期措置の実施。
重大疾病問診の範囲拡大
悪性腫瘍治療方法、一部の精神疾患を新たに付保範囲内とする。
個人口座資金使用方法の改善
被保険者は当年の個人口座資金完全使用後、自己負担を開始する。個人医療口座の暦年残金は自
己負担段階ならびに、共同負担段階、指定薬局での薬購入代に使用可とする。
共同基金からの拠出最高額の引上げ
本制度制定当初の7万元から46万元(2017年度)へ引上げ。
・フリーター等は6ヶ月の待機期間を設置。待機期間満了後、保険待遇享受可とする。(↓図1)

医療 区分 年齢 保険 個人
通院問診 ①保険(個人口座)負担 (個人単年口座)100% 0%
②自己負担  (個人暦年口座)
上限1,500元
*①を含まず
暦年口座残高が1,500元に満たない場合は現金補填
③共同負担
(共同基金からの保険料拠出)
44歳以下 医療機関ランク(1~3級)に応じ
保険負担:50~75%
個人負担:25~50%
45歳~退職
退職~69歳
70歳以上
入院医療
重大疾病
保険利用下限以下(標準:1,500元) 0% 100%
保険利用下限~上限

(標準:460,000元)

85% 15%
保険利用上限以上 80% 20%

 

NAVI
外資系企業では一般的に公的医療保険を補助するものとして、商業医療保険に加入しており、従業員負担“ゼロ”の保険を選択する企業が過半です。個人負担なしをどう見るかは会社の判断ですが、2017年度は入院・重大疾病の保険額上限が42万元から46万元に引き上げられ、2000年施行の旧法の70,000元の7倍近くとなっています。医療費の上昇率は賃金上昇率をはるかに上回っていることが推測され、商業医療保険は従業員が望む福利の上位にランクされています。

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