上海市では例年、社会保険基数の指標となる社会平均賃金が3月末に公表されて来ました。本年は3月末に社会保険基数の上・下限の更新のみが公表され、4月には社会保険基数住宅積立金基数(従来の7月から本年から4月に変更)が更新されました。4月の国務院通知(前項)を経て、5月に新たな社会保険基数計算方法を用いて社会保険基数のみ上・下限が修正され、住宅積立金基数は4月更新を据え置く措置が取られました(上表、上海部分参照)。この間、2018年度の社会平均賃金は公表されず、6月21日に新たな計算方法に基づく2018年度の上海市社会平均賃金が公表されました。2018年度の上海市社会平均賃金は105,176元/年、8,765元/月で確定しました。

社会平均賃金は2017年比22.9%と急激な上昇となったため、企業の社会保険料負担軽減の観点から、社会保険基数の上・下限は、3年間の過渡期措置を設定し、3年をかけて社会平均賃金への連動を回復する措置が取られることとなりました。