企業の統一的休暇手配~有給休暇を充当することができるか?~

案件紹介
陳氏は、2015年6月に某繊維会社に入社し機械操作を担当し、労働契約を締結して月給3,000元と約定した。生産型企業として、会社は毎年春節前後に、余分に1週間の休暇期間を付与する。陳氏は以前、2018年3月に会社に有給休暇を申請した。会社からの回答は、当年の有給休暇は既に春節期間中に消化したとのことだった。

争議論点
会社は陳氏に未消化の有給休暇中の給与を支払うべきか?
【会社の観点】
会社は、会社が従業員の有給休暇を統一的に手配する権利を有していると考える。会社が、春節休暇期間中に休暇を統一的に手配することは、会社が統一的手配権を行使することに該当する。従業員は、本年度の有給休暇を既に5日間を消化した。陳氏の有給休暇は5日間である。よって、陳氏は、本年に、再度有給休暇を享受しない。会社は未消化の有給休暇中の給与は支払う必要はない。
【従業員の観点】
陳氏は、会社が従業員全員に春節時に1週間の休暇を付与したことは確かだが、会社は従業員に当該1週間は有給休暇にて充当しなければならないことを今まで説明したことがない。従業員は、1週間余分に休暇を取ることは、会社が従業員に別途付与する福利であると考えていた。会社は、有給休暇を統一的に手配する権利を有するが、従業員の知る権利をはく奪することはできない。従業員が、知らない状況下で、従業員の有給休暇を充当することは法律規定に合致しない。そのため、会社は未消化の有給期間中の給与を支払わなければならない。

裁判結果
仲裁委員会は審理後に、会社の休暇通知は従業員に休暇期間を告知したのみで、当該期間中は有給休暇を手配するということは明確にしていず、会社が従業員の有給休暇を統一的に手配することと見なしてはならない。よって、陳氏が2017年及び2018年の部分について、未消化の有給休暇中の給与を支払うべきとの点について、支持する。

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従業員有給休暇条例」第5条には「会社は、生産、業務の具体的状況及び従業員本人の意思を考慮して、従業員の有給休暇を統一的に手配する。有給休暇は、一つの年度内に集中して手配することができ、段階を分けて手配することもできるが、一般的に年度を跨いで手配しない。生産、業務の特色により、会社が従業員の有給休暇を確かに年を跨いで手配しなければならない場合、1年を跨いで手配することができる。」と規定している。よって、会社は従業員の有給休暇について、統一的手配権を有している。
実務において、多くの生産型企業は案件中の繊維会社と同様に、春節期間を利用し、従業員に余分に休暇を付与している。一つの原因としては、春節期間はオフシーズンに該当する企業があるためだ。もう一つの原因としては、一年間外地で頑張った従業員が、春節期間を利用して、家族と長めに団欒をできるようにするためである。会社の当初の考え方は良いが、対応の不備が若干あり、案件における繊維会社のような「良かれと思ってしたが悪い結果になった」との事態が発生した。
それでは、どのようにすれば案件中の状況の発生を回避することができるか?実際には、簡単なことであり、会社が休暇通知において余分に付与した休暇期間は従業員の有給休暇を使用することを明記しなければならない。会社は、告知義務を履行しさえすれば良い。会社が集中して有給休暇を手配するこのような状況は、春節休暇以外に、通常、従業員の外出活動を組織する際にも発生する。例えば、会社は、従業員が外出して旅行することを手配した場合、旅行期間は有給休暇にて充当しなければならない。会社は同様に事前に従業員に告知し、告知義務を履行する。黙って従業員の有給休暇を充当してはならない

 
 

企业统一安排休息 能抵充年休假吗?

案情简介
陈某于2015年6月入职某纺织公司担任操作工,签订劳动合同约定每月工资3000元。作为生产型企业,公司每年春节前后会多放一周假期。陈某曾在2018年3月份向公司申请了年休假。得到的回复是当年的年休假已经在春节期间用完了。
 2018年5月陈某因违纪被公司解除劳动合同离职后,陈某申请劳动仲裁,要求公司支付2017年及2018年部分的应休未休年休假工资

争议焦点
公司是否应当支付陈某应休未休年休假工资
【公司观点】
公司方认为,公司对于员工的年休假有统筹安排权。公司统一安排员工在春节期间休假,属于行使公司的统筹安排权。员工当年度的年休假已经使用了5天。陈某一年的年休假为5天。因此,陈某当年不再享有年休假。公司无需支付应休未休年休假的工资
【员工观点】
陈某认为,公司安排大家春节都休息一周不假,但公司从未告知员工这一周是需要用年休假抵充的。大家都认为多休一周是公司给予员工的额外福利。虽然公司对于年休假安排有统筹安排权,但也不能剥夺员工的知晓权。在员工不知晓的情况下将员工的年休假进行抵充不符合法律规定。所以公司应当支付应休未休年休假的工资

裁判结果
仲裁委员会经审理后认为,公司的放假通知仅告知了员工放假时间,未明确告知员工该假期是作为年休假安排。不能视作为公司对员工年休假的统筹安排。故支持陈某2017年及2018年部分应休未休年休假工资

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《职工带薪年休假条例》第五条规定:“单位根据生产、工作的具体情况,并考虑职工本人意愿,统筹安排职工年休假。年休假在1个年度内可以集中安排,也可以分段安排,一般不跨年度安排。单位因生产、工作特点确有必要跨年度安排职工年休假的,可以跨1个年度安排。”因此,用人单位对于员工的年休假具有统筹安排权。
实践中,很多生产型企业同案例中的纺织公司一样,利用春节期间多放员工一些假期。一来是有些企业春节期间属于业务淡季。二来是为了让一年在外打拼的员工可以利用春节假期与家人多一点时间团聚。公司的初衷是好的,但是稍有操作不慎就会导致案例中纺织公司那样“好心办了坏事”。
  那么怎么做才能避免案例中的情况发生呢?其实也很简单,只要公司在放假通知中写明额外多放的假期需要使用员工的年休假。公司只要履行告知义务即可。这种公司集中安排年休假的情况除了在春节假期会出现,平时组织员工外出活动时也会发生。比如公司安排员工外出旅游,旅游期间需要使用年休假抵充。公司同样要在事先告知员工,履行告知义务。不能悄无声息地将员工的年休假进行抵充。