美容整形手術は傷病休暇私用休暇か?
□案件紹介
譚さんは会社受付業務に5-6年従事していましたが、業務に対してあまり積極的でなく、同僚からいつも文句を言われていました。2016年4月のある日、譚さんはWechatで上司に「体調が悪いので3日の傷病休暇を申請したい」と休暇を申請し、当日は出勤しませんでした。当日は会社で重要なイベントがあり、上司も特別な注意を払うことができず、Wechat上で「わかりました」とだけ返信しました。
譚さんが3日の休暇取得後に出勤してきた際、皆は譚さんの目元が以前と違うことに気がつきました。実際、譚さんは休暇中に二重まぶたにするための手術を受けていたのです。譚さんは三甲級病院の整形外科で傷病休暇証明を発行してもらっていましたが、会社は譚さんが傷病休暇条件に符合しないとみなしました。整形手術のための休暇私用休暇であり、事前の休暇申請手続きを行わなかったことは会社就業規則に対する重大な違反行為であるとし、譚さんの労働契約を即時解除しました。譚さんはこれを不服とし、労働争議仲裁委員会に仲裁を申請し、会社に労働契約違法解除の賠償金を払うよう要求しました。

□争議の焦点
【従業員の視点】
私には病院の発行した傷病休暇もあり、医療費支払いの証拠もある。会社が言う傷病休暇に該当しないという主張には正当な理由がない。また、会社規則制度中には傷病休暇の事前申請は定められておらず、口頭で部門上司に説明することができ、事後3日以内にオンラインで申請すればよいとされている。そのため、自分は会社規則に対する重大な違反行為を犯してはいない。
【会社の視点】
会社の規則制度は従業員が病気、あるいは私事を処理する場合の休暇申請において3日前までに休暇申請するよう定めている。急病、あるいは緊急事態の場合は、当日口頭で休暇を申請し、事後手続きすることができる。譚さんの二重まぶたにするための手術は傷病休暇には該当せず、完全に事前申請が可能な状況である。また譚さんはその日に重要なイベントがあるのを知っていたのにも関わらず事前に休暇申請をせず突然欠勤して、会社の正常営業に大きな影響を与えた。

□裁判結果
譚さんが提出した上海の整形外科病院のカルテと傷病休暇証明からはその手術が病気のために行われたことを証明できない。二重まぶたにするための手術は、手術という名称になってはいるが、生来の容姿に対する一種の美容整形であり、緊急性は無い。譚さんは会社に対して私用休暇を事前に申請することが可能だった。また、彼女の行為は会社業務の正常運営に影響を与えており、会社が規則制度の規定に従い、合法的なプロセスにより双方の労働契約を解除したことは法律規定に違反せず、違法解除ではない。

□CoChi Navi
現在整形手術はすでに広く普及して一般的になっています。これは二種類に分類され、一つは修復性の整形手術、例えば口蓋裂傷等の先天性の病理欠陥のために行う治療と再建です。もう一つは美容整形で、案件中のような「二重まぶたにするための手術」等です。修復性整形は病気や怪我のために行われるものであり、医療性質のものです。そのため、労働者が手術を行う必要がある場合、傷病休暇の範疇に属し、傷病休暇手続きを行うことにより、傷病休暇待遇を享受することができます。しかし、美容整形は純粋により美しくなりたいという動機から行う個人的なもので、病気や怪我のために行うわけではなく、医療行為ではないため、私用休暇の対象とみなされます。この件からもわかるように、「病気や怪我により手術の必要が生じたのか」が、医療性質であるかどうかを判断するキーポイントと言えます。
 上述の案件において、譚さんの「二重まぶたにするための手術」は美容整形であり、「病気」や先天性生理疾患のために必須の手術ではありませんでした。また、譚さんは美容整形を急病とみなし、当日会社で重要なあったにも関わらず欠勤し、会社の正常業務に影響を与えました。そのため、会社が規則制度に照らして双方の労働契約を解除したことは不当なこととは言えません。注意が必要な点として、美容整形手術は傷病休暇の範疇ではありませんが、美容整形手術の失敗により怪我をしたり、整形、修復が必要となった場合には、医療性質の手術となり、傷病休暇関連規定に従って処理する必要があります。

美容性整形手术属于病假还是事假
□案情介绍
 谭某在公司从事前台行政工作已有五、六年的时间了,平时工作积极性不高,经常被同事抱怨。2016年4月某个工作日,谭某一早通过微信向部门经理请假,称身体不适请3天病假,当天未上班。由于当天恰逢公司重要活动,部门经理忙碌中无暇顾及,只在微信中回复了“已知晓”三个字。
谭某休完3天病假后正常上班。谭某上班后大家发觉她的眼睛与之前有所不同,原来谭某是请假去开了“双眼皮”。谭某提供了某三甲医院整复外科开具的病假单,但公司认为谭某的假期不符合病假条件,应该属于事假,谭某未提前履行请假手续,已经严重违反了公司规章制度,随即解除了与谭某的劳动合同。谭某不服,向劳动争议仲裁委员会提出劳动争议仲裁申请,要求公司支付违法解除劳动合同赔偿金。

□争议焦点
【员工观点】
谭某认为自己有医院开具的病假单、有医疗费支付凭证,公司认为这个不属于病假是没有正当理由的。其次,公司规章制度中规定请病假无需提前申请,可以口头先向部门经理说明情况,事后三日内补报OA流程就可以了。所以自己根本没有严重违纪的行为。
【公司观点】
公司则认为,公司的规章制度规定员工生病或处理私事须请假时,应提前三天请假;在遇有急病或紧急事情时,才可以当日口头请假事后补办。谭某开双眼皮不属于病假,而且完全可以事先请假。而且谭某事先知道公司有重大活动,在没有事先请假的前提下突然缺勤,影响了公司的正常活动。

□裁判结果
谭某所提供的上海某医院整复外科病历及病休单并不能证明其手术系因病所致,“开双眼皮”手术虽名为手术,但属于对天生容貌的一种改变,其没有紧迫性,谭某完全可以提前以事假形式向公司提出申请。而她的行为也影响到了公司业务的正常运行,公司按照规章制度的规定,遵照合法的程序,单方面解除双方的劳动合同并不违反法律规定,不属于违法解除。

□CoChi Navi
现实生活中整形手术已经非常普及,一般分为两种,一种是修复性整形,比如因存在唇颚裂等先天性病理缺陷而进行的治疗和重建等;另一种是美容性整形,比如案例中的“开双眼皮”等。修复性整形系因患病或负伤所致,具有医疗性质,因此如果劳动者为此而进行手术,并且履行了病假手续的,属于病假范畴,享受病假待遇;而美容性整形纯属出于爱美之心的私人事务,非因患病或负伤所引起,并非医疗行为,只能视为事假。由此可见,“因患病或负伤所引起”是判断是否具备医疗性质的关键。
  上述案例中,谭某“开双眼皮”手术即属于美容性整形,不是因为其“患病”或先天性生理缺陷所必须的。而且,谭某将美容行为视为急病,当日不顾公司重要活动而缺勤的行为也影响到了公司业务的正常运行,故而公司按照规章制度的规定解除其劳动合同并无不妥。需要注意的是,美容整形手术不属于病假,但是如果是因美容手术失败造成身体伤害而需要整形、修复的,则属于医疗性质,应按照病假的相关规定处理。