中国における昇給に関わる指標は、社会平均賃金上昇率、最低賃金上昇率、CPI、GDP、昇給ガイドラインが挙げられます。下記は上海市昇給関連指数の推移です。
■2018年4月1日からの上海市賃金関連指標の更新【上海市
社会平均賃金上海市の2017年の社会平均賃金は7,132元と発表されました。前年からの上昇率は9.7%となり、引き続き賃金上昇率は上昇カーブを描いています。これにより社会保険基数の上限は20,000元を超えることになりました。
社会平均賃金https://cochicon.com/331.html
これにより、社会保険基数の上限は21,396元、下限は4,279元に引き上げられます。
社会保険基数https://cochicon.com/405.html
最低賃金最低賃金は2,420元/月へ改定され、5.2%上昇しました。最低賃金日当は20元から21元に5%引き上げられました。上海市最低賃金はネット(手取り額)表示であり、全国的には群を抜いて高いことになりました。
最低賃金の構成(算入項目):https://cochicon.com/2131.html
昇給ガイドライン】リーマンショックの影響が大きかった2009年を除き、毎年公表されてきた昇給ガイドラインが昨年は発表されませんでしたが、2018年のガイドラインが早々に発表されました。上限は発表されませんでしたが、下限ライン、基準ラインは夫々2016年より1%下降しました。
昇給ガイドライン:https://cochicon.com/269.html

Navi:
2017年の上海市昇給関連指数では、CPIが1.7%とリーマンショック後の2009年を除き著しく低い伸び率であり2018年の最低賃金社会平均賃金の上昇率が低減するのかと予測されましたが、最低賃金の上昇率は昨年の5.02%から微増したことになります。
2017年社会平均賃金の確定により、雇用コストが下表の様に増加します。
上海市最低賃金はネット(手取り)額で確定されるため、最低賃金保障の場合の雇用コストは2016年4月からの2年間で13.5%の上昇となります。
最低賃金保障の場合の雇用コスト

月次グロス賃金を25,000元に固定した場合は社会保険基数上限の上昇に伴い、2016年4月比、雇用コストは3.66%増、手取り賃金額は2.62%減となります。
【月次報酬額が25,000元(グロス)の場合】

【行政指導】
1)企業の経済効率を反映した正常な賃金増加制度を確立し、積極的に賃金集団協議を行い、合理的に企業ごとの賃金増加水準、職務・人員ごとの賃金調整幅を確定すること。
2)賃金水準が低い生産現場職務の人員の賃金水準を引き上げること。現場職工の賃金上昇率は企業平均賃金上昇率を下回ってはならない。
3)高級管理職と一般職員の賃金配分に留意し、企業の高級管理者の賃金増加は企業平均賃金上昇幅を下回らなければならない。
4)企業と従業員が賃金集団協議を経て合理的な賃金増加、分配方法を確定し、企業発展、従業員の合法的権益の保障、労使関係の調和と安定を維持することを強く推奨する。

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