採用条件(≠募集要項)の書面提示
人材募集時に人材紹介会社や採用サイトに掲示する募集要項と実際の採用条件は異なります。採用時には改めて書面の採用条件提示が必要です。
内定時に採用条件を書面にて再提示のうえ、受領証明/署名を取得する。
労働契約締結時に職位/職務の職務内容を書面提示(職務記述書、人事等級/評価制度 等)し、受領
証明/署名を取得する。
試用期間業務達成基準書を作成、説明のうえ、受取証/署名を取得する。
採用条件、職務記述等と併せて、その査定基準を明示することが理想的です。
採用条件に不適合であることの証明
採用条件、試用期間達成基準に適合しない根拠を明示できる、期中の評価結果の書面通知、書面によ
る改善指示等の丁寧な試用期間管理が必要です。
*査定基準に従った査定を実施することで客観的証拠を確保できます。
③その他
試用期間の設置は就業規則、労働契約に約定し、民主プロセスを経て周知されていることが前提です。
試用期間中の労働契約解除は、試用期間満了前に本人に通知した証拠保全がなければ無効です。
試用期間中であっても、採用条件に適合しない事が証明された場合以外は一般の労働契約と同様の扱
いであり、前項の経済補償金の支給は必要です。

NAVI
労務派遣規定が施行され、直接雇用が増加したことから、試用期間中の人材見定めの重要性が増しています。試用期間管理、査定は部門長に委ねられる場合が多いため、人事管理ミスによるリスク防止策として“試用期間管理規定”を整備する企業が増加しています。

NAVI
試用期間中の職務遂行基準未達に限らず、降格、降給等の措置を執行するためには、職務内容/達成基準を明確にした人事評価制度の構築が不可欠です。

Q&A:試用期間中の妊婦の労働契約解除
入社したての女性従業員に出張を要求すると「妊娠したため、他の人に代わってもらえませんか?」と回答。これに対し会社人事部門は、この職位は頻繁に出張する必要があり、彼女は業務に堪えないため、試用期間中の不合格と判断しました。
このような理由は「採用条件を満たさないことが証明された」根拠となるか?
会社はどのような方法を取れば、「採用条件を満たさないことが証明された」という理由で労働契約を解除できるのか?
 Answer

労働契約法》では、三期(妊娠、出産、授乳期間)女性従業員も「採用条件を満たさないことが証明された」ことを理由に労働契約を解除することができます。
但し、実際の運用において、三期女性従業員採用条件を満たさないことを証明するためには、客観的証拠による判断基準があり、且つ考課基準が情理にかなっていることが要求されます。
上司の個人的主観に頼った評価だけではなく、会社の《査定表》中の客観的発生状況に基づく根拠を示した場合に、「採用条件を満たさないことが証明された」という理由による労働契約を解除することが可能です。

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