中国における「有休」の概念そのものは、1995年1月施行の「労働法」第45条で、「国は年次有給休暇制度を実施する。労働者は1年以上連続して勤務した場合、年次有給休暇を享受する。具体的方法は国務院が規定する」と規定し、各地方政府は独自の条例を施行していましたが、2008年1月より「従業員有給休暇条例」、2008年9月より「実施便法」が施行され、法定年次有給休暇制度が確立されました。
外資系企業では、法定年次有給休暇に企業独自の有給休暇を加算して付与している企業が多くみられます。

法定年次有給休暇は累積就労年数に応じて付与
法定年次有給休暇は機関、団体、企業、事業単位、民営非企業単位、従業員を雇っている個人工商戸(個人事業主)などの雇用単位の従業員が連続して1年以上勤務した場合に有給休暇の付与が必要。

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「連続して1年以上勤務した」ことは、「本雇用主で連続して1年以上勤務している」ことに限らず、現在までの「その他の雇用主で連続して1年以上勤務した」ことも含みます。

・当年度の法定年次有給休暇を享受しない従業員の範囲
1. 従業員が法律に基づいて冬休み又は夏休みを享受し、且つ休暇日数が年次休暇を上回る場合
2.従業員が私用休暇を累積20日以上取って、且つ雇用単位が規定に基づいて給料を減額しない場合
3.累計勤務年数が1年以上10年未満の従業員について、病気休暇を累積2ヶ月以上取った場合
4.累計勤務年数が10年以上20年未満の従業員について、病気休暇を累積3ヶ月以上取った場合
5.累計勤務年数が20年以上の従業員について、病気休暇を累積4ヶ月以上取った場合

・法定年次有給休暇期間中の待遇
年次休暇期間中の賃金は通常勤務期間と同額の賃金収入。

・法定年次有給休暇の日数  ※法定祝日休日は有給年次休暇に算入しない。

累計勤続年数 年次有給休暇数(法定休暇
1年以上10年未満 5日/年
10年以上20年未満 10日/年
20年以上 15日/年

・法定年次有給休暇の手配
企業は通常は1月から12月の単年度で有給休暇を付与する。業務の特性、企業の状況により、単年度の年次休暇を手配できない場合、従業員本人の承諾を得れば、年度を越えて手配する事も可能。
雇用側が従業員の同意を得た上で、法定年次有給休暇を付与しない場合は、当該従業員の一日分の賃金収入の300%の年次休暇賃金報酬を支給(買取)しなければならない。翌年1年間に限り持越しすることも可能。
 
 
2018 華東地区日系企業 人事管理実態一斉調査」(上海:237社、2017年12月実施、長江デルタ:149社、2018年2月実施)の調査分析です。
調査実施要領・サンプル属性の詳細は「調査実施要領・サンプル属性」をご参照ください。

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