上海市長期介護保険制度試験政策に関する質疑応答

一、質問:長期介護保険制度とは何か。
  答:長期介護保険制度とは、社会が相互扶助により共済する形で資金を集め、一定の介護需要評価等級に達していると評価され、長期間にわたり自立して生活できない人に対して、基本生活介護、基本生活に密接に関する医療介護サービス、或は資金を保障する社会保険制度である。
  先行実験期間中は、個人と企業は一時的に費用を納付せず、必要となる資金は医保余剰資金から振り替える。全市内で試験を行った後、長期保険は社会保険制度の基本原則に基づき、規定に従い資金を集める。

  二、質問:本市の長期介護保険試験の段取りは何か。
  答:長期に渡り、本市は社会養老サービス分野において、特に老年介護統一需要評価制度の設立、高齢老人在宅医療介護試験計画の実施、介護者チーム構築の加速等老年介護サービスの追求に関して成功を収め、有益な経験を積み重ねてきた。今回の試験プロジェクトは、前期の作業に基づき、社会保険制度のパターンに従って各方面からのリソースを配置し、二段階に分けて試験プロジェクトを実施する。第一段階として、徐滙、普陀、金山の三区で先行試験が、既に2017年の年始から始まっている。第二段階は、全市で試験プロジェクトを設置し、評価先行試験での成果評価、関連政策の改善を行った上で、タイミングをみて全市内に広げる。
  長期保険は新しい事であり、試験プロジェクトを通して政策設計の実際効果を検証し、積極的に試験中に存在する可能性がある問題を見つけ出し、適時解決し、改善する。

  三、質問:どのような人が長期間介護保険待遇を受けられるか。
  答:試験段階で、以下の条件に当てはまる人が、長期間保険待遇の享受を申請できる。
  1、満60歳以上で、従業員医保加入者の内、既に規定に基づき都市従業員基本養老保険金手続きを申請した人、及び住民医保加入者。
  2、老年介護統一需要評価を通して、自立して生活できない程度が二級から六級の評価等級に達した長期間保険加入者。
  先行試験期間中、三つの試験区、或いは養老施設に住んでいる保険加入者は、長期間保険待遇を享受することができる。

  四、老年介護統一需要評価はどのように申請するのか。
  答:長期間保険待遇を申請するには、本市老年介護統一需要評価を経なければならない。一つは、保険加入者により自主的に試験区のコミュニティ事務受付サービスセンターなどの窓口にて、サービス施設に需要評価申請を提出する。二つは、評価機関の組織評価従業員が個人の自立能力、病気などに対して総合的な評価を行う。三つめは、総合評価を行った後、適応する評価グレードを確定し、評価結果を申請者に報告する。
  一部のグループ(骨折、脳卒中或いはパーキンソン病を患う長期間介護保険加入者)に対しては、試験区のコミュニティ事務受付サービスセンター医保サービスステーションにて「グリーンチャンネル」評価を申請し、長期間保険の介護サービスを迅速に受けることができる。

  五、介護需要評価の有効期限はどのくらいか。
  答:評価結果の有効期限は暫定的に2年とする。「グリーンチャンネル」の有効期限は暫定的に3か月とする。待遇有効期限が切れ、サービスの継続享受が必要な老人に対しては、有効期限満了前の20営業日内に、再度介護需要評価を申請することができる。

  六、長期にわたる介護保険のサービスパターンはいくつあるか。
  長期にわたる介護保険には三つの異なる介護サービスパターンがある。その三つのパターンはそれぞれ以下のとおりである。一つは、在宅介護サービスで、介護ステーションや社区養老サービス機関などが、保険加入者の自宅にて介護サービスを提供したり、社区でのデイケアや医療介護に関わるサービスを提供する。二つ目は、養老施設介護で、養老施設が施設に住んでいる保険加入者に対して基本的な生活介護や医療介護に関わるサービスを提供する。三つ目は、入院医療介護で、老年介護機能を担当している医療機関で入院している保険加入者に対し、入院医療介護サービスを提供する。

  七、在宅介護と施設介護のサービス内容は何か。
  在宅介護サービスと施設介護サービスについて、40項目を超える具体的なサービス内容を定め、基本生活介護と常用臨床介護の二つに分ける。例えば、頭部の手入れ、沐浴、飲食補助、排泄と失禁した際の介護、生活自立能力訓練、栄養チューブ、人口肛門介護等がある。これらのサービス項目は、自立して生活できない老人に多く必要とするものであり、住宅や養老施設で介護を行ったほうが安全である。

  八、在宅介護サービスとはなにか。
  試験段階における、毎週の訪問サービス時間は以下のとおりである。評価等級二級、三級のサービス時間は毎週3時間を超えない。評価等級四級のサービス時間は毎週5時間を超えない。評価等級五級、六級の場合は、サービス時間は毎週7時間を超えない。保険加入者の評価有効期間内に発生した在宅介護サービス費用は、長期間保険基金により90%が支払われ、自己負担は10%とする。

  九、施設介護サービスの待遇とはなにか。
  評価等級が二級から六級までの保険加入者を対象とし、養老施設介護サービスを受けることができる。保険加入者が養老介護施設で使用した長期保険費用は、養老機関での居住日数により精算される。長期間保険基金により85%が支払われ、自己負担は15%とする。

  十、入院医療介護の待遇とはなにか。
  入院医療介護については、引き続き現行の基本医保制度の規定に基づき執行する。即ち、従業員医保加入者は従業員医保規定に基づき執行し、住民医保加入者は住民医保規定に基づき執行する。