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毎年休みの時期には上海近郊の農家楽へ小旅行に行くことにしています。農家楽とは日本でいうペンションのようなところでしょうか。農家楽の魅力といえば、自然豊かな環境と、なんといってもご当地料理。自分の山でとれた野生の野菜や、自分で飼っている鳥、アヒル、ガチョウなどを食べさせてくれます。

今年は千島湖(※1)のほとりにある農家楽にお世話になりました。千島湖付近は辛い料理が多いらしく、辛~く味付けをした料理の数々を堪能しました。さらに、ご当地料理は鱼头(その名のとおり魚の頭の部分)。中国で魚といえば淡水魚ですが、魚の頭からのダシがたっぷり出たスープとホクホクした肉は絶品です。おいしい料理を食べると何とも言えない幸せな気分になりますよね。自家製の杨梅酒と一緒にたらふく食べました。

農家楽に行って思うのは、オーナーの方たちの心地よいサービスと幸せそうな笑顔です。いわゆる高級ホテルのサービスとは一線を画しますが、人をほっとさせるサービスを提供してくれます。中国の四字熟語で「宾至如归(※2)」というものがありますが、まさにそんな感じでしょうか。きっと心から幸せでないとできないサービスなのではないかと思います。

中国でもこれからサービス業が拡大されていく傾向にあります。人(顧客)と直に接することが多くなること、個人の対応が直接企業の評価につながるため、特に個人個人のレベルの向上が求められます。研修などで技術的なことは学べますが、従業員が心から幸せでないとサービスの質に影響が出てきてしまうのかな、と思います。企業と従業員が幸せになれる環境づくり、これからも考えていきます。

ちなみに、「農家楽を開きたい」という夢は広がりますが、小さなものでも投資に300万元以上かかるとのこと、すぐに現実に引き戻されました。

※1 浙江省杭州西部
※2 宾至如归(bīn zhì rú guī)「客が親切なもてなしを受け,わが家に帰ったように感じる」

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6edited by 飯田 拓也