20160622

先日の新聞に「深夜に電動バイクが盗まれ、人民警察が1時間捜索」という記事がありました。
上海でよく利用されている交通手段の一つに電動バイクがありますが、日本の原付バイクと異なり、免許もいらず、ヘルメット着用義務さえ無い(!)ため本当に多くの人が利用しています。
しかし、この電動バイクがよく盗まれます。利用者も鍵をたくさんつけたり、警報装置をつけたり、色々な自衛手段を講じていますが、効果はいま一つ。GPS付で位置を検索できるというものもありますが、敵もさるもの、すぐにGPS機能がキャンセルされてしまい、効力を発揮することは少ないのが現実です。結果、盗まれたバイクが見つかることはまずなく、警察に行っても「没办法(どうしようもないね)」の一言が返ってくるだけというのは周知の事実です。

 ところが、この記事で紹介されていた翟さんは諦めませんでした。
記事によれば、翟さんはこれまでに2台の電動バイクを盗まれており、今回購入したのは3台目で、お店の勧めに従い最新のGPS機能付電動バイクを購入しました。
バイクを購入してからしばらくしたある日、深夜4時に翟さんの携帯に電動バイクが移動されたという警告が送信されます。外に出て確認するとすでに駐車した場所から移動させられ、無くなっています。普通なら「自认倒霉(ついてないと認める)」と諦めるところです。でも、彼女は違いました。翟さんは人民警察の協力を依頼し、警官の李さんがすぐに駆け付けてくれました。二人で電動バイクの位置を確認すると自宅から10Km程離れた場所を指したため、現地に向かいましたが、しばらくするとGPSの信号が発信されなくなり、詳細な位置がわからなくなってしまいました。
ところが、ここでも翟さんはあきらめることなく、その付近の居住区を一件一件尋ねて電動バイクのありかを聞いて回ります。早朝5時に訪問されるほうも大概迷惑ですが、その執念がみのり残念ながら盗んだ泥棒は見つからなかったものの、翟さんは自分の電動バイクを探し出します。

 このとき捜索に協力した人民警察の李さんは実際には名乗ることなく現場を後にしたのですが、翟さんが彼女の警官番号を記録しており、礼状を送ったことから今回の報道に至りました。

この記事を見て考えさせられました。
中国で生活していると、「没办法(どうしようもない)」「真倒霉(本当についてない)」といって諦めてしまうことが本当に多くあります。でも、諦めずに対応することで解決することもあるのだと。
そして、人民警官の李さんも「没办法」と言って対応しないのではなく、親身に対応し、事件解決に結びつけました。
中国での人事に関する問題でも「没办法」「真倒霉」な事柄が多くあるかもしれません。それでも諦めずに対応することによって解決することもあるのではないでしょうか?
コチはそんなお客様を応援し、援助したいと思っています。
人事に関する問題があれば何でもお気軽にご相談ください。

16edited by 菊池 円