傷病休暇期間中のアルバイトは規則違反か?
□案件紹介
 2010年3月、候さんは某貿易会社に営業担当として入社し、2014年4月に会社は候さんと無固定期限の労働契約を締結しました。2015年3月から候さんは連続した長期傷病休暇を申請し、期間中に会社は法律基準どおり傷病休暇給与を支給しました。

 2015年7月、候さんは同僚の徐さんと食事としたときに、傷病休暇期間中にコンサルティング会社でネットワーク管理者として働いていたと告白し、毎月会社から受け取る傷病休暇給与の他に六千元程度の収入を得たことを明かします。貿易会社はその情報を知った後、コンサルティング会社に赴き調査を行い、候さんが確かに傷病休暇期間中ネットワーク管理者として働いていたことを確認しました。会社は候さんの行為を規則に対する重大違反とみなし、労働契約を解除しました。

 候さんは自分のアルバイトは重大な規則違反ではなく、会社の労働契約解除は違法解除であると主張します。某区労働人事争議仲裁委員会に仲裁を申請し、貿易会社に契約違法解除の賠償金を支払うよう要求しました。

□争議の焦点
傷病期間中のアルバイトは重大な規則違反なのか?
 候さんの主張:確かにアルバイトをしていたが、これは重大な規則違反には当たらない。『労働契約法』第三十九条規定では「労働者に下記状況の一がある場合、雇用単位は労働契約を解除することができる。(四)労働者が同時にその他単位と労働関係を確立し、本単位の業務任務に重大な影響を与えた場合、あるいは雇用単位が指摘しても改正を拒んだ場合。」会社は自分のアルバイト行為が本単位の業務に重大な影響を与えたことを証明していない、また、本人に指摘し、改正を拒んだという証拠を証明することができない。そのため、今回の労働契約解除は違法解除である。
 会社の主張:候さんの行為は一般のアルバイトとは異なる。候さんは傷病休暇を口実に会社を騙し、実際には別の会社で働き二重に収入を得ていた。候さんの行為は誠実信用及び職業道徳に違反する行為であり、会社が規則に対する重大な違反を理由として契約を解除したことに不当な点はない。

□裁判結果
 仲裁委員会による審理の結果は以下の通りでした。候さんの行為は会社に対する詐欺行為であり、職業道徳及び公序良俗に対する重大な違反である。会社の規則制度は民主プロセスを経て制定されており、その中で従業員の詐欺行為を重大な規則違反行為として認定している。会社が規則制度に基づいて労働契約を解除したことに不当な点はなく、候さんの仲裁請求はこれを支持しない。

□弁護士の視点
 本案件は傷病休暇期間中にアルバイトしたために解雇されたというケースです。
 『労働契約法』第三十九条第(四)項の規定は一般にアルバイトのことを指しています。法律はアルバイトが本職に影響を与えない限り、労働者が業務以外の空き時間を利用してアルバイト活動を行うことを禁じてはいません。また、雇用単位が労働者に対してアルバイト行為に関する異議を提出した場合、労働者はアルバイトを継続してはいけません。それでもアルバイトを続ける場合、雇用単位は法律規定に基づき労働契約を解除することができます。
本案件の要点は候さんがアルバイトに従事することができるか否か、ではなく、そのアルバイト行為が『労働契約法』第三十九条第(四)項規定に違反しているのか否かという点です。本案件において、貿易会社が候さんとの労働契約を解除したのは、候さんが一方では病気を理由として長期傷病休暇を申請し、もう一方では外部でアルバイトを行い、二箇所から給与を得ていたという点です。候さんの行為は会社に対する詐欺行為であり、同時に職業道徳に反する行為です。貿易会社が会社規則制度に基づき労働契約を解除したのは合法合理です。候さんは濡れ衣だと主張しても、後悔先に立たずです。
候さんの行為は、一般に「泡病暇」(偽装傷病休暇)と言われます。昨今、「泡病暇」は企業人力資源管理における一大問題となっています。労働者はそれぞれ異なる原因、様々な方法で「泡病暇」を申請します。我々の実際業務案件からまとめたところ、労働者が「泡病暇」と使う主要な理由は以下の4つです。(1)労働契約満了後、会社が契約を更新しないことを知り、故意に契約満了日を遅らせるため。(2)上司との対立があり、業務から逃避するため。(3)仕事せずに遊ぶため。(4)社外でアルバイトするため。

 どんな理由であれ、「泡病暇」は誠実信義、及び職業道徳に違反する行為です。私たちは労働者がこのような手段によって利得を得ようとすることを提唱しませんし、賛成もしません。一旦会社に発見されたならば、労働者は労働契約の解除を含む処罰を受けることになります。

病假期间从事兼职是否违纪
□案情介绍
 2010年3月,侯某入职某商贸公司担任销售。2014年4月,公司与侯某签订无固定期限劳动合同。2015年3月伊始,侯某开始连续请长病假病假期间公司按照法律标准支付其病假工资

 2015年7月,侯某在与同事徐某就餐时告知徐某,其病假期间为一家咨询公司工作,担任网管。每月除了商贸公司支付的病假工资,另有六千余元收入。商贸公司获知信息后前往咨询公司调查。发现侯某病假期间的确在咨询公司担任网管工作。公司据此以侯某严重违纪为由解除劳动合同

 侯某认为自己的兼职行为不属于严重违纪,公司解除劳动合同属于违法解除。遂向某区劳动人事争议仲裁委员会申请仲裁。要求商贸公司支付违法解除劳动合同赔偿金。

□争议焦点
 病假期间从事兼职是否属于严重违纪?
 侯某认为:自己虽然存在兼职行为,但并不属于严重违纪。《劳动合同法》第三十九条规定:“劳动者有下列情形之一的,用人单位可以解除劳动合同:(四)劳动者同时与其他用人单位建立劳动关系,对完成本单位的工作任务造成严重影响,或者经用人单位提出,拒不改正的;”公司既没有证明自己兼职行为对完成本单位工作任务造成严重影响,也无法证明曾经向本人提出,本人拒不改正。因此,商贸公司解除劳动合同属于违法解除。
 公司方认为:侯某的行为不属于一般的兼职行为。侯某是以病假为借口欺骗公司,随之在外工作获取双方报酬。侯某的行为属于违反诚实信用及职业道德的行为,公司以严重违纪为由解除其劳动合同并无不当之处。

□裁判结果
 仲裁委经审理后认为,侯某的行为属于欺诈公司的行为,严重违反职业道德和公序良俗。公司的规章制度经民主程序制定,其中对于职工欺诈行为认定为严重违纪行为。公司根据规章制度解除侯某劳动合同并无不当,故未支持侯某之仲裁请求。

□律师观点
 本案是一起关于病假期间从事兼职被解雇的案件。
 《劳动合同法》第三十九条第(四)项的规定是指一般兼职行为。法律并不禁止劳动者利用业余时间从事兼职活动,但是兼职活动不能影响本职工作。其次,如果用人单位对劳动者的兼职行为提出异议的,劳动者不得继续从事兼职活动。否则,用人单位可以根据法律规定解除劳动合同
本案的关键点不在于侯某是否可以从事兼职活动,抑或其兼职行为是否违反了《劳动合同法》第三十九条第(四)项的规定。本案中,商贸公司之所以解除侯某劳动合同,是因为侯某一方面以生病为由请长期病假,另一方面则在外从事第二职业,赚取双份工资。侯某的行为属于欺骗公司的行为,同时也是违反职业道德的行为。商贸公司根据公司规章制度解除其劳动合同合法、合理。侯某不必觉得自己冤枉。早知今日,何必当初。
 侯某的这一行为,我们俗称为:“泡病假”。如今,“泡病假”已成为企业人力资源管理中的一大难题。劳动者会基于不同的原因,采用不同的方法“泡病假”。根据我们实践中碰到的案例归纳,劳动者“泡病假”的主要理由有以下几类:(1)得知劳动合同到期后公司不续签而故意拖延合同到期日;(2)与上级领导产生矛盾,逃避工作;(3)外出游玩;(4)在外兼职。

 无论劳动者是基于什么理由,“泡病假”都属于一种违反诚信及职业道德的行为。我们不提倡也不赞成劳动者采取这种手段来谋求私利。一旦被用人单位发现,劳动者就将面临被解除劳动合同的处罚。