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駅前でこの写真のような光景をご覧になったことがあるでしょうか。地域によっては黄色ではなく、青や緑の自転車がありますが、とにかく駅前に見た目の同じ自転車が大量に駐輪されています。これは個人の自転車ではなくシェアリングサイクルで、利用者が幾らかの保証金を支払い登録すると毎回30分1元(約16円)程度の金額で利用できるもので、有名なところではMobike(摩拜单车)やofo(小黄车)等があり、多くの人が利用しています。
上海では長らく最寄の地下鉄駅やバスの停留所から自宅までのラストワンマイルをどのように解決するかが問題となっていましたが、シェアリングサイクルがその回答の一つとなるのではないかと注目されています。多くの利用者の支持を得て、自転車の数も増加していますが、出勤時間を過ぎると大量の自転車が駅前に残され、道を歩くのが難しくなるといった副作用も見られ、一種の社会問題となり新聞やSNSで度々議論されています。

また、一つのサービスが支持されると類似のサービスが雨後のたけのこように発生するのは中国の特徴と言えますが、シェアリングサービスもこの例にもれず色々な種類が派生しています。自転車だけでなく、電動バイクを提供する会社もありますし、自動車のシェアリングもあります。特にカーシェアリングは全てが電気自動車であることをセールスポイントとして地下鉄車内の公告でも力を入れて紹介しています。費用は1分0.6元(約10円)と安く、充電ステーションであればどこでも返却できる便利さも手伝い利用者が増加しているようです。試しに利用してみましたが、80Km/h程度は加速に不満もなく、電気自動車も静かで悪くないな、という感じです。上海では自家用車の増加に伴い行われているナンバープレートの購入規制や市中心への乗り入れ規制を考えると、カーシェアリングの利用はこれからまだまだ伸びるのではないでしょうか。

シェアリングサービスの発展は、弊社ホームページの談話室インタビュー第二回でJTBの矢田部総経理が言及されていた、中国がこれまでの物(もの)消費から事(こと)消費に向かっている、ことの証拠であると思います。負担となる所有はせず、サービスだけを利用するという傾向はこれからも顕著になっていくのではないでしょうか。

実際、コチのサービスも一種のシェアリングサービスです。人事の専門部署を自社で抱えることもできますが、負担も大きい。では、必要なサービスだけ利用してはどうか。給与の計算をアウトソーシングする、問題が起きたときに対処方法を相談できる。そんなサービスを提供しています。まだ御利用でなく、興味がおありであれば是非コチまで御連絡ください。

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kikuchi-sq2edit by 菊池 円