□労働者の質問
私は製造工場で働く従業員です。先週、家で荷物を運ぶ際に不注意で古傷を再発させてしまい、近所の病院に行きました。医者は腰痛が再発していると診断し、1週間の傷病休暇証明を発行しました。一週間後工場に復帰した際、部門責任者から「工場の規定では三日を超える傷病休暇を申請する際には三級甲等級の病院が発行した傷病休暇証明のみを有効としている。あなたが提出した地元病院が発行した傷病休暇証明は当工場では認可されない。三級甲等病院が発行した傷病休暇証明を提出することができなければ、無断欠勤とみなす」と言われました。
会社の規則制度について聞いたことはありましたが、深く注意していませんでした。しかし、この規定は非常に不合理だと思います。会社のこの規定は合法なのでしょうか?私の傷病休暇は有効ですか?会社は無断欠勤を理由に私を解雇することができますか?

□裁判官の回答
あなたの問題は主に規則制度の効力の問題と言えます。司法解釈の明確な規定に基づけば、会社が民主プロセスを経て制定した規則制度は国家法律、行政法規、及び政策規定に違反しておらず、労働者に公示済みであれば、人民法院で労働争議案件を審議する際の根拠となります。医療期間待遇は会社が従業員に付与するよう法で定められた項目ですが、従業員が過度の医療期間待遇を享受することを避けるため、労働者が申請する傷病休暇に関して、法律は会社に一定の審査承認権限を付与しています。会社は規則制度を通じて傷病休暇の審査承認制度を規定しますが、その合理性も考慮しなければならず、画一的な処理で従業員の合法的権益が損なわれることは避けなければなりません。

中国の医療機関はその能力、施設、技術力量により三級十等級に分けられます。労働者が医療コストや受診の利便性を考慮し、三級甲等でない病院で受診することは常識にかない、且つ現在の医療保健制度要求に符合する行為です。もちろん、どの等級の病院であっても、提供される診療意見には一定の専門性があり、十分な反証がなければ、軽率に傷病休暇証明の効力を疑うべきではありません。会社が有無を言わさず、一律に三級甲等病院の発行した傷病休暇証明のみを有効とするのは確実に不合理です。当然、一部の労働者が長期に渡る休暇を申請し、且つその病状に確かに疑わしい箇所が有る場合、会社は慎重に従業員の要求を考慮し、従業員に更に権威のある医療期間の発行した証明を提出するよう要求することには合理性があり、従業員は協力しなければなりません。但し、協力しなかった場合に一律無断欠勤とみなせるかといえば、やはり従業員の実際病状によって確定しなければならないというのが大方の意見です。法律規定に基づけば、規則制度の実施過程において工会や従業員が不適当であると認識した場合、会社に異議を提出し、協議を通して修正改訂することができます。また規則制度が違法に労働者の権益を損なっている場合、労働者は契約の解除を提出し、その損失に対する賠償を要求することができます。司法の場において、私たち裁判官は会社による一方的な労働契約解除に関する審査に関して厳しい見方をすることが多くなっています。
出典:《労働報》