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春節休暇が終了し、中国ではやっと本格的に2017年が始まったという感覚です。
新暦の年末から新正月を迎え、春節が明けるまでの“新年を迎えたような、年末が続いているような、ふわふわした期間”が終わりました。仕事モード全開!!といきたいところです。

弊社では中国の会計年度に合わせ、1月から12月を事業年度としており、事業計画、従業員の査定期間は12月で締め、新正月には新たな事業年度がスタートしています。
ただでさえ達成にあくせくする事業計画があるにも関わらず、“一年の計は元旦にあり”…と元旦には、個人的にも人生設計から生活習慣、直したい癖にいたるまで、様々な今年の目標めいたものを定め、“今年こそは!”と意気込んでしまいます。年頭の意気込みが松の内当たりまでしか持たないことを数十回経験しても、性懲りもなく、“一年の計”を立ててしまうのは、伝統的日本人の証でしょうか。

ところが、お正月を日本で過ごし、清らかな新年の心持で中国に戻ってくると、いくら日本人の習慣を思いやる中国人社員が「新年おめでとうございます」と挨拶してくれても、季節は年末モード最盛期に突入しています。年間賞与を支給し(弊社は1月月初に支給する12月分賃金と併せて支給しています)、忘年会の景品、出し物の事のことをゴソゴソと画策し、春運(春節帰省ラッシュ)でごった返す中を出張し…という中国の年末モードに巻き込まれ、一挙に年頭の決意が崩れ去ってしまいます。

中国にかかわった生活も20年を超えましたが、この二十数回の経験から、最近ではこの“ふわふわ期間”を試行期間と定めることにしています。新正月の年初に立てた目標がこの試行期間でもろくも崩れ去っていることには、自分ながら意志薄弱、記憶力低下に例年愕然としますが、中国で働き、生活していると好都合な言い訳ができます。「旧暦だとこれから新年だもんね!」ということで、旧正月明けを試行期間満了とし、試行期間の結果を踏まえ、目標の修正、再確認を行い、春節休暇が終わるこれからが今年の本番と構えています。
人事制度におけるMBO(Management by objectives=目標管理制度)では、少なくとも半期に一度、できれば四半期に一度、本人と上司で目標達成の進捗を確認することをご推奨しています。MBO制度を導入し、目標を定めただけでは、目標は“絵に描いた餅”で終わってしまいがちです。
“私的一年の計”も、中間Reviewを実行していないことが、年々、累々と積み残し目標を積み重ねるという情況を招いているのではないかと思い至っています。端午節(旧暦5月5日。2017年:5月30日)、中秋節(旧暦9月5日、2017年:10月4日)あたりを中間Review日に定めてみようかと思っています。今年の私に、ちょっと期待してみようと思います。

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hata-interviewedit by 畑 伴子